新卒保育士さんが準備するもの【初日の持ち物編】

はじめに、新卒保育士さんが入社初日に準備しておきたい持ち物をみていきます。
保育園の人事担当者の指示に従いながら、当日は忘れ物がないように注意しましょう。

筆記用具

保育園に就職する初日や研修時は、筆記用具を必ず準備しましょう。
座学研修で使うノートのほか、実務中の指導やアドバイスを書き留めるメモ帳も必要です。
積極的にメモを取る姿勢は先輩や上司にも意欲が伝わるため、印象アップにもつながります。

筆記用具の例

  • ノート(A4サイズやB5サイズなど)
  • メモ帳(ポケットに入るサイズ)
  • ボールペン(黒・赤など複数色)
  • 油性ペン(名前を書く場面があるため)


入社初日に必要な書類

入社初日は、人事担当者から指示のあった必要書類を忘れずに持っていきましょう。書類の例では、保育資格証明書や健康診断書などが挙げられます。
書類を忘れると、手続きが滞るだけでなく第一印象に影響する可能性もあるため、前日までに鞄に入れておくとよいですね。

印鑑

入社初日は、さまざまな書類や申請書の記入と捺印を求められる場合があります。
印鑑とあわせて、朱肉や捺印後に使うティッシュも用意しておくと安心です。

本人確認書類(身分証明書)

入社時の手続きでは、本人確認のために身分証明書が求められる場合もあります。
健康保険証やマイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど、手元にある証明書を持参しましょう。

新卒保育士さんが準備するもの【保育の必需品編】

新卒保育士さんは、業務で使うエプロンや動きやすい服装などを準備する必要があります。
ここでは、保育士さんならではの業務のマストアイテムを紹介します。

エプロン

身だしなみの清潔を保つエプロンは、保育士さんの必需品です。保育のさまざまな場面で着替えるため、必ず複数準備しましょう。
まずは保育園で指定されたエプロンがあるかどうか、自分で購入する場合はどのような形状を選んだらよいかを園に確認します。

次の記事では、保育士さん向けのエプロンの選び方や買える場所を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

動きやすい服装

エプロンの下に着る服装は、動きやすく、汚れてもよい服がベストです。保育園の服装規定を確認し、自分で用意する場合は洗い替えとあわせて複数枚準備します。
園に置いておく予備や天候によって洗濯できないことを考慮して多めに準備しておくと安心です。
迷う場合は人事担当者に相談し、「ほかの保育士さんはどこで購入しているか」などを確認しましょう。

保育園での上履き・外履き

保育園では、通勤時の靴とは別に建物内や外遊びで履く靴が必要です。
保育園の規定を確認のうえ、動きやすさと滑りにくさをを心がけ、遊びや散歩に適した靴を選びましょう。

日焼け止め

紫外線が気になる人は、外遊びや散歩の際に使う日焼け止めも忘れずに準備しましょう。
汗をかくほど暑い日や子どもたちと走って遊んだりする場合は、ウォータープルーフ効果が期待できる落ちにくいアイテムを選ぶと安心です。

新卒保育士さんが準備すること【新生活編】

新卒保育士・新社会人として新たなスタートを迎える前の不安や緊張は、身の回りを整えることで解消されます。
ここでは、新生活を始めるにあたって準備したい身だしなみや挨拶、生活環境などのポイントを紹介します。

服装・身だしなみを整える

入社初日を迎える前に、保育士としてふさわしい清潔感のある服装や髪型、メイク、ネイルなどを整えましょう。
服装や身だしなみに関しては、保育園の方針と指示に従い、不明点や迷うポイントは人事担当者に確認します。
職員や保護者様に与える第一印象は見た目から受ける割合が大きいため、保育士として信頼される身だしなみが大切です。

初日挨拶を考える

入社初日を迎える前に、挨拶の内容を考えておくとスムーズです。職員向け、子ども向け、保護者様向け、全体挨拶などの相手やシチュエーションにあわせて用意すると、当日も焦らずに対応できます。
人前で緊張しやすい人は、友人や家族とロールプレイングをするとさらに安心できるでしょう。

保育園までの通勤経路を確認する

就職前に、勤務先の保育園までの交通手段と時間を確認しましょう。
特に通勤ラッシュの朝は駅や電車が混雑しやすいため、初日は30分から1時間ほど余裕をみて出発すると安心です。
初めての場所や乗り換えが不安なら、初日までに下見をするのもおすすめです。

一人暮らしの場合は住宅の準備も必要

就職にあたって一人暮らしを始める場合は、住宅や家具・家電、生活用品の準備も必要です。
入居予定の2~3ヶ月ほど前から家探しを始め、入居当日1カ月前までに引っ越し業者等の手配を済ませます。
時間に余裕を持って早めに行動することで、初めての一人暮らしも前向きにスタートできるはずです。

次の記事では、新入社員のみなさまにも安心していただける当社の借り上げ住宅制度を紹介しているので、ぜひご覧ください。

新卒保育士さんが準備すること【心構え編】

新卒入社する前に保育士として必要とされる考えや振る舞いを意識すると、自信を持って社会人生活をスタートできます。
続いて、就職前にチェックしたい心構えとポイントを紹介します。

保育士としての責任感を持つ

新卒保育士として就職する前に、今一度自分が職場で求められる役割や使命を確認しましょう。
保育園は、子どもの命と心を守り、安心して成長できる環境を整えたり、社会性の発達をサポートするなど大切な役割を担っています。
子どもたちを取り巻く保護者様や職員と連携しながら、「子どもたちのために何ができるのか」 を常に考える姿勢が求められます。

規則正しい生活リズムを整える

学校の卒業から就職までに春休みや長期休暇を挟む場合は、就職前に生活リズムを整えておきましょう。
就職先の就業時間にあわせて起床時間と就寝時間を計算し、就職後と同じ状態を作ります。
規則正しい生活は保育士さんとして大切な健康管理やメンタルの安定にもつながるため、新生活も気持ちのよいスタートが切れるでしょう。

敬語や礼儀正しい振る舞いを意識する

新卒保育士として就職する前に、目上の人への言葉遣いや誠実な振る舞いを意識すると後々役立ちます。
保育士さんは、子どもたちに安心感を与えるポジティブな表現や、職員・保護者様の前では社会人としてふさわしい言葉遣い・振る舞いが求められます。
就職前であれば、学校の先生や人事担当者、お店の人などと話す場面で少しずつ実践してみるとよいでしょう。

新卒保育士さんの不安を安心に変えるヒント【自信につながる】

「保育士として働くのは楽しみだけど不安もある」「社会人になるにあたって緊張している」と悩んでいる人もいるのでは。
ここでは、新卒保育士さんが就職前後に抱えやすい悩みと不安を安心に変えるアクションを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

必要なもののチェックリストを作る

持ち物の用意し忘れを防ぐには、必要なものをチェックリストにまとめておくと便利です。配布されたプリントにチェックマークをつけていくのもよいですね。
必要なものは期間に余裕を持って準備し、入社前日にもチェックリストの最終チェックをすると安心できます。

人事に質問する

入社前後にわからないことや気になるポイントは、そのままにせずに就職先の人事担当者に質問しましょう。
人事担当者は、「新入社員に安心して入社してもらいたい」と願っています。「こんなことを聞いてもよいのかな」「相手に迷惑なのでは」と遠慮せずに質問することで、お互いの安心につながります。
質問する際は、複数の質問を箇条書きにしたり、「お忙しいところ恐れ入ります」などの心配りの言葉を添えたりすると好印象です。また、メールで質問に答えてもらった時には、お礼のメール返信も忘れずにしましょう。

身近な友人や先輩と話す

社会人になる前は誰もが不安な気持ちを抱えやすいもの。緊張や心配で頭がいっぱいになる時は、身近な人に話すと心が楽になります。
特に、同じように新卒保育士としての就職を控える友人や既に保育士さんとして働いている先輩であれば、不安や悩みを共有しやすいはず。
周囲の声を聞いてみると、「不安なのは自分だけではないんだ」「こういうアイデアもあるんだ」と前向きな発見を得られるでしょう。

子どもたちとふれあう機会を持つ

就職前に子どもたちとふれあう機会を持つことも、スキルアップや自信につながります。
地域の児童館や図書館などで開催している読み聞かせ会や保育ボランティアなど、参加しやすいものを探してみましょう。
子どもたちとコミュニケーションをとる楽しさを感じられるのはもちろん、「どうしたら安心してもらえるかな?」「もっと楽しんでもらうにはどうしたらよいだろう?」と主体的に考える習慣が身に付きます。

また、ふれあう機会をつくることが難しければ普段の生活の中で「子どもの様子を観察する」という経験は大きな学びになります。公園や駅、商業施設などで、子どもがどんな動きをしているのか、周りの大人がどのように声をかけ、見守っているのかを意識して見てみましょう。
「この年齢だとこんな動きをするんだ」「こんなタイミングで泣くことがあるんだ」と、教科書では得られないリアルな子どもの姿に気づけます。そうした観察は、保育の仕事で欠かせない子どもの視点に立つ力を育ててくれます。
子どもと直接触れ合う機会が少なくても、意識して観察するだけで、保育の基礎力は確実に伸ばせます。

保育士としてやりたいことや理想像をイメージする

「保育士としてうまくやっていけるかな?」「初めての場所で緊張する」と不安な時は、就職後にやりたいことやなりたい自分の姿をイメージすると前向きな気持ちになれます。
今後の展望や目指す姿は、入社時の挨拶にも取り入れると周囲にも意欲が伝わるはず。
さらに、就職後に憧れの先輩や目標が見つかるとモチベーションアップにつながるでしょう。

保育に関する本や動画に触れる

「○○ができるか不安」「スキルアップして早く活躍したい」と考えている時は、保育に関する本や動画に触れる方法もおすすめです。自ら学んで知識を得ると自信につながります。
YouTubeにも、手遊び歌や遊びのアイデア、保育士さんの日常トークなどを紹介する動画が多数あるので、チェックしてみるとよいでしょう。

次の記事では、保育に関する本を借りられる当社の福利厚生・Air Libraryについて紹介しています。
保育や業務に悩んだ時や子どもたちへの声かけのコツを知りたい時にぜひご活用ください!

なぜ不安なのか突き詰めて考えてみる

入社前に「自分はなぜ不安なのか」を深掘りしてみることも大切です。
漠然とした不安は、そのまま抱えていると必要以上に大きく感じてしまうもの。

例えば、子どもの気持ちがわかるか不安と思ったら、「年齢ごとの特徴を知らないから?」など、細かく言語化してみましょう。すると、0・1歳の発達を調べてみたり、公園で子どもの様子を観察してみるといった行動に落とし込むことができ、不安が少し軽くなります。

また、先輩とうまく関われるか心配と感じた場合も同じです。
「どんな場面が不安なのか?」と掘り下げることで、忙しい先輩に声をかけるタイミングが不安、初めて話すときに何を言えばよいかわからない、など具体的な気持ちに気づけます。そのうえで、質問の仕方をメモにしておいたり、話しかけるときの一言(今お時間大丈夫ですか?など)を決めておくといった小さな準備ができます。

不安の正体を言葉にし、入社前から対策につなげることで、入社後の安心になります。

できることをしっかり準備して、保育士生活をスタートしよう!

新卒入社を控えた保育士さんは、就職前に余裕を持って持ち物や心構えを準備することで、安心して新生活を迎えられます。

入社前にわからないことがあったり、不安になったりするのは当たり前のことです。
わからないことはそのままにせず、保育園の人事担当者に確認する姿勢が大切です。不安や緊張は身近な人と共有すると、気持ちが楽になるでしょう。

新卒保育士として最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、「子どもたちのために何ができるのか」 を常に考えながら日々努力を続けると確実に成長し、信頼される保育士になれるはず。みなさんの新たなスタートを応援しています!

次の記事では、アルファコーポレーションで活躍されている若手社員のインタビューを紹介しているので、ぜひご覧ください!
   

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