保育園の卒園式を行う意義

園生活の集大成ともいえる卒園式にはどのような意義があるのでしょうか。

別れる寂しさや仲間を大切に想う気持ちを育む

卒園式では、ともに過ごしてきたお友だちや先生との別れを惜しみ悲しむ気持ちもあるでしょう。
一方で、園での生活を振り返る中で、大切なお友だちを思いやる心や先生や保護者に対して感謝する気持ちも生まれるものです。
卒園式は寂しさや悲しみだけでなく、思いやりや感謝などの様々な感情が子どもたちの中に芽生える場でもあります。

大きく成長した姿に喜びを感じる

子どもたちにとっては別れの悲しみを感じる一方で、保育士や保護者にとっては、子どもたちの成長した姿に大きな喜びを感じられる場になるはずです。
中には0歳児から園に通っている子どももいるため、保育士と保護者が一緒になって子育てをしてきたと感じることもあるでしょう。
卒園式は、子どもたちの成長をしみじみと振り返ることのできる機会でもあるのです。

新生活への期待や希望に胸を膨らませる

卒園式では、これまでの思い出や別れの悲しみだけでなく、新たな生活に向けた大きな期待や希望も感じられます。
保育園の卒園式は、子どもたちにとっても保育士や保護者にとっても、次のステージへと羽ばたく第一歩となる特別な一日なのです。

保育園の卒園式はいつ行うの?

保育園の卒園式は、一般的に3月中旬から下旬頃に行われます。
実施日は園によって異なりますが、比較的保護者が参加しやすい土曜日や日曜日に実施する園が多いようです。
平日の場合は、保護者が仕事を休んだり予定を調整したりする必要がある可能性が高いため、できる限り早い時期に日程を案内しておきましょう。
また、平日・土日に関わらず、遅くとも2月末までにはスケジュールをお知らせしておくと、多くの保護者が出席しやすくなるでしょう。
幼稚園や小学校では、卒園・卒業後は春休みとなりますが、保育園の場合、卒園後も3月末まで保育可能なことが多いです。
卒園後の登園可否についても、保護者にお知らせしておくと良いでしょう。
▼保育園の年間行事については、こちらの記事でも紹介しています。

卒園式当日の流れ

卒園式のプログラムは園によって異なりますが、一般的には以下のような流れで進められます。

卒園式の流れ

  • 受付
  • 卒園児入場
  • 開式の言葉
  • 卒園証書授与
  • 園長・理事長の挨拶
  • 在園児からの贈る言葉や歌のプレゼント
  • 記念品の贈呈
  • 卒園児のお別れの言葉や歌
  • 閉式の言葉
  • 卒園児退場
  • 記念撮影
上記以外にも、保護者からの言葉や、ビデオ上映などをする園、在園児は出席せずに卒園児とその保護者だけで行う園など、催し方は園によって様々です。
式の時間は、1時間~1時間半程度で行うのが一般的で、園によっては卒園式後とは別に謝恩会やお別れ会を行う園も少なくありません。
別れを惜しんだり思い出に浸ったりする気持ちもあると思いますが、子どもたちに負担がなく気持ちよく送り出してあげることを第一に考え、プログラムや進行は事前にしっかりと確認しておきましょう。
▼保育園の入園式の準備や当日の流れについてはこちらの記事でも紹介しています。

保育園の卒園式で必要な準備

卒園式を迎えるにあたり、保育士は様々な準備が必要になります。
ここからは、卒園式までに必要な準備についてご紹介します。

保護者へのご案内

まず保育園の卒園式に向けて最初にやるべきことが保護者への案内です。
仕事や様々な事情で忙しい日々を送っている保護者への配慮も踏まえ、卒園式の日にちや時間はできるだけ早くに案内することが大切です。
卒園式は、保護者にとって子どもたちの成長を見届ける特別な行事です。
多くの保護者が出席できるよう、遅くとも2月中には案内できるように準備を進めておきましょう。

卒園証書の発注や作成

卒園式に欠かせないのが卒園証書の準備です。
外部の業者に作成を依頼する場合は、遅くとも1月中には卒園証書を発注し、名前や生年月日に誤りがないか複数人で確認しましょう。

歌などの練習

式の中で行うお別れの言葉や歌なども当日に向けて練習する必要があります。
お別れの言葉や歌は、子どもたちと相談しながら決めることもあります。
また、在園児からのメッセージやプレゼントがある場合も練習や準備を進めましょう。

会場や看板の作成

当日の会場づくりや入口に設置する看板づくりなども、卒園式を迎えるにあたっての大事な準備のひとつです。
レイアウトや飾りつけは、園の規模や卒園式のコンセプトに合わせて検討すると良いでしょう。
また、子どもたちの作品や写真を展示したり、これまで歌った歌を流したりするのも良いかもしれません。
子どもたちや保護者にとって思い出深い一日となるような会場づくりを心がけましょう。

卒園式に出席する保育士のマナー・注意点

子どもたちを見送る立場として、出席する保育士は服装やマナーに気を配ることも大切です。

基本的にはフォーマルスーツを着用

保育園の卒園式に出席する保育士は、フォーマルスーツを着用するのが一般的です。
卒園式はお祝いの席ですが、主役は卒園児のため、明るい色は避け、黒や紺、グレーなどのスーツを着用しましょう。
ただし、リクルートスーツやビジネススーツ、喪服などはお祝いの席に相応しくないとされているため注意が必要です。
また、スカートタイプのスーツを着る場合は、ベージュのストッキングを着用します。
黒いストッキングや厚地の物は重々しい雰囲気になっていますため避けましょう。

園によっては袴を着用する場合もありますので、事前に先輩スタッフに確認しておくと良いでしょう。

服装に合わせた小物を身に着ける

卒園式では落ち着いた色のスーツを着用しますが、コサージュやパールのネックレスを身に着けることで、お祝いの場に相応しい華やかな雰囲気になります。
ただし、大きすぎたり華美な色あいだったりすると派手な印象になってしまうため、小ぶりで控えめな物を選ぶと良いでしょう。
また、男性の場合はスーツの胸ポケットにチーフを飾るとお祝いの雰囲気に相応しい装いになるでしょう。

長い髪はまとめる

卒園式では、だらしない印象にならないよう清潔感のある髪型を心掛けることが大切です。
女性の場合は、アップスタイルやハーフアップにするとすっきりした印象になりお祝いの雰囲気にもマッチします。
また、卒園式では写真撮影もあるため、途中で崩れてしまったり前髪で顔が隠れたりしないよう、ワックスなどでセットしておくと良いでしょう。

卒園式は園生活の集大成!笑顔で晴れやかに送り出そう

保育園の卒園式は、子どもたちにとっても保護者にとっても、園で過ごしてきた日々の集大成となるイベントです。
大きく成長した子どもたちを晴れやかに送り出してあげるためにも、プログラムや進行など事前にしっかりと準備することが大切です。
卒園式は、子どもたちにとって、寂しさや感謝、思いやりや未来への希望など、様々な感情が巡る一日になるはずです。
様々な想いを抱く子どもたちの成長を感じながら、保護者や保育士にとっても、思い出に残るような卒園式にしたいものですね。

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