残業時間を少なくするための取り組み

厚生労働省の調査によると、全国の保育士の残業平均時間は、月4時間程度といわれています。
保育士(保母・保父)の超過実労働時間数は、平均4時間
しかしながら、実際には保育士がワークライフバランスが取れているとはいえない現状があります。
退勤したあとも自宅で持ち帰り仕事をしているなど、調査と実態が異なるという声が多いのです。

アルファコーポレーションでは、保育士の残業を月5~7時間におさえています。また、持ち帰り仕事もありません。

きっかは、一人ひとりのお子さまと関わる保育の時間を大切にしたいという想いから。

お子さまと向き合う保育以外の行事製作や事務処理の時間を抑えるべく、勤怠管理に関するシステムの導入や「短時間で製作物を作るにはどうしたら良いか?」といったスタッフたちの時間への意識が、結果として残業時間を抑えた働きやすい環境づくりにつながっています。

本記事では、アルファコーポレーションの残業を減らすに至った取り組みや、スタッフたちの働き方に対する意識などをご紹介します。

「なんとなく残業」をなくすコミュニケーション

保育士として働く方の中には、「園長や先輩が残っているから帰りづらい」となんとなく残業が増えてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

アルファコーポレーションでは、退勤する人にとっても、まだ仕事が残っている人にとっても気持ちの良いコミュニケーションを心がけています。

例えば、退勤する際に「何かお手伝いできることはありますか?」と一声かけるだけで、残っている人は気持ちよくその後の業務を進められるもの。

また、退勤する人も「先に帰ってしまって申し訳ないな」と感じずに仕事を終えられ、結果的に保育とは関係のない無駄な残業を減らすことになります。

もちろん、声かけの仕方は人それぞれですが、自然と相手を気遣う一言がかけられるようになるとお互いに気持ちが良いですよね。思いやりの気持ちやちょっとした心遣いこそが、スタッフ同士のより良い関係性につながります。


アルファコーポレーションでは、入社後の研修や社内報でもこうした声かけやコミュニケーションについて紹介しています。
「何かお手伝いできることはありますか?」と、一言かける場面を見かけることも多く、思いやりの文化が根付いていると感じています。

システム導入による残業の「見える化」

アルファコーポレーションでは、出退勤システムを導入し、園長がスタッフの残業時間や残業理由を確認できるようにしています。

システムのおかげで客観的なデータをとることができ、具体的な対策を立てることができます。
もし残業時間が多いスタッフがいるなら、ひとりだけに業務が偏っていないかと配慮し、調整することが可能です。
なぜ残業が多くなってしまうかの原因を考えて、仕事の分担に反映できます。

実際に、出退勤システムを導入して以来、スタッフの時間に対する意識にも変化が生まれています。

「これはお子さまのためかな?自己満足でやっていないかな?」
「残業する必要がある場合は、しっかりと園長に報告しよう」
「スケジュールを立てることが大事ですね」
など、という声がスタッフから多く聞かれるようになりました。

一人ひとりの時間に対する意識が、園全体の時間の使い方や働き方への意識につながり、結果的に保育時間を大切にし、保育士にとっても残業の少ない働きやすい環境づくり​が実現しています。

(↓)出退勤システムの導入についてはこちらの記事でもご紹介しています。

行事の製作物や作業時間は年間スケジュールで把握

保育士の仕事の中で、製作物は時間がかかってしまう業務のひとつ。

アルファコーポレーションでは、年間行事の製作物にかかる時間を把握できるよう、年間スケジュールを立てるようにしています。

その中でも一番に大切にしたいのは、お子さまの健やかな成長。
四季折々の題材をもとにお子さまがつくったものを数多く掲示しています。

お子さまたちが関わる製作準備の時間を確保するために、保育士だけが携わる行事ごとの製作物の時間は抑える工夫をしています。
例えば、壁面の製作物はすべてラミネートをして、翌年の同じ時期にも一部を活用できるよう工夫を凝らしている園もあります。
一からすべてを作るわけではないため、時短になるだけではなく、ベースがあることで新人スタッフのアイデアも浮かびやすくなるという利点も。

時にはどうしても時間内には終わらないこともあります。
そのような場合でも、残業になってしまった原因を考え、「次回からはどんな工夫をしたら効率的に進められるか」を考えるようにしています。

お子さまたちと過ごす保育の時間を第一に考えたいという想いから、その他の業務をできる限り効率良く進めようと一人ひとりのスタッフが意識して取り組んでいます。

製作物をみんなでシェア!楽しみながら時短!

お子さまがつくる製作物を考える際、インターネットなどで検索する保育士の方も多いと思います。

しかし、園の規模にあっているかどうかわからなかったり、製作物の対象年齢やねらいが明確でないこともあり、せっかく調べても活用できなかった…ということもあるのではないでしょうか。
どんな製作物にするかを調べたり考えることは、想像以上に時間がかかるものです。

アルファコーポレーションでは、そうした負担を減らしたいというスタッフの声をもとに、製作物を社内でシェアできる『アイテムクリエイション』を立ち上げました。
社員専用サイトから自由に閲覧することができるシステムで、誰でも製作物のアイデアを投稿することができます。

想定する対象の月齢や季節、製作にかかった時間もあわせて投稿することができ、閲覧したスタッフにとってはアイデアそのものだけでなく製作の時間配分にも役立っています。

また、投稿したスタッフからは「自分が考えた製作物が掲載されると嬉しい!」という声も。

「社員みんなのアイデアをシェアし、楽しみながら時短ができたらいいな」という想いがカタチになっています。

(↓)アイテムクリエイションについては、こちらの記事でも紹介しています。

まとめ|残業時間を減らし、保育園での仕事を楽しもう

アルファコーポレーションでは、残業時間を減らし、保育士の皆さんが働きやすい環境を目指しています。
今回は、残業時間を少なくするための取り組みやスタッフの働き方に対する意識についてご紹介させていただきました。

アルファコーポレーションでは、「残業をした」という結果や事実だけでなく、その事実からよりよい方向へと向かうための小さな工夫を積み重ねる過程をとても大事に考え、しっかりと評価しています。
また、お子さまたちに対する保育の質を高い水準で維持することは、最も大切にするべきことです。残業を減らしつつも、そのこだわりだけは譲れないものとしてスタッフ全員が認識しています。

また、平均残業時間は月5~7時間程度ですが、支給する給与には固定残業代として月10時間分の手当が含まれています。
もちろんこれは、「10時間残業してください」という意味ではありません。
保育士の仕事というのは、お子さまたちに関わる保育活動だけでなく、保育計画の作成や事務作業、製作物、研修への参加など様々な業務が発生します。
実際には残業時間が10時間以上になることはほとんどありませんが、業務の幅広さからこのような固定残業代を設定しています。

※固定残業代は、残業時間が10時間未満であっても同額支給します。また、万が一10時間を超過した場合は、超過分を別途支給します。

アルファコーポレーションが残業時間を減らすことができている一番の秘訣は、お互いを思いやり、スタッフ一人ひとりが今日より明日、今年より来年、と日々工夫を重ねていること
そうした小さな工夫を積み重ねながら、これからもより良い職場環境をつくっていきたいと考えています。

アルファコーポレーションの様々な取り組みや、スタッフのリアルな働き方などは、本記事掲載あるふぁのリアルでもご紹介しています。ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね。

関連する記事

関連するキーワード

著者