一度は諦めかけた保育士の夢を叶えて

――はしもと先生のご経歴を教えてください。

アルファコーポレーションには、2022年度の新卒として入社しました。
きっかけは、就職活動中にアルファの採用担当者の方に声をかけていただいたことです。

当時は大学4年生の6月で、就職を希望していた幼稚園で実習をしていました。
しかし、いざ現場に出てみると「私にはこの仕事は向いていないかもしれない」と自信をなくしてしまい、企業への就職に方向転換しようと考えていたところでした。
そんな時、就職サイトに載せていた、私の公開プロフィールを見つけたアルファの担当者の方に「保育士として働きませんか?」と連絡をいただいたんです。

――アルファコーポレーションに入社された決め手はなんだったのでしょうか?

アルファへの入社を決めたのは、小規模な保育かつ企業主導型保育施設を取り入れている会社だったからです。

私はもともと、小規模な保育園で働きたいと考えていました。
実習で行った幼稚園は社会福祉法人が運営しており、1つの園で100~200名のお子さまを預かる大規模な園でした。
一方で、アルファの保育園は、1つの園のお子さまの人数はおおよそ70名程度で、0歳~5歳と幅広い年齢のお子さまと関われるところがいいなと思いました。

アルファのことを知っていくうちに「ここなら安心して働けそう」と感じ、入社を決めました。
一度は諦めかけた保育士の道を、アルファが叶えてくれたと感謝しています。

「当たり前のことを当たり前に」コツコツと積み上げる毎日

――毎日のお仕事の中で、心掛けていたことはありますか?

私は、入社前に「当たり前のことを当たり前にやる」という目標を立て、日々意識して取り組んできました。

「当たり前」と頭ではわかっていても、実際に行動するのが難しい場面はたくさんあります。
たとえば、「おはようございます」というあいさつ一つにしても、家族ではない人に声をかけるのは勇気がいりますし、「もし返事をしてもらえなかったらどうしよう」と不安にもなります。

それでも、「当たり前」のことができないと、社会人として、お子さまを導く保育士として、どうなんだろう?という思いがあって。
自分の立場を考えて、お子さまや保護者様には丁寧に接したいと心掛けています。

また、社内研修やαチャレンジ、αラーニングも時間を見つけてコツコツと取り組んでいます。
当たり前のことを、一つひとつ確実に積み上げていく姿勢を大切にしていきたいです。

お子さまの「先生大好き!」の愛情表現が嬉しい

――はしもと先生にとっての、保育士のお仕事のやりがいを教えてください。

お子さまたちの「先生大好き!」の声を聞くと、保育士の仕事に就いて本当によかったなと思います。
時間をかけて信頼関係を築いていくと、お子さまは愛情表現をより大胆に、直接的に伝えてくださいます。

お子さまの成長に立ち会えるのも嬉しいですね。
たとえば、兄弟のように、3歳児のお子さまが1歳児のお子さまを気にかけている場面を見ると、とても可愛らしいなとほっこりします。

また、行事や日々の送り迎えの際に、保護者様に「ありがとうございます!」「いつもお疲れ様です!」と言葉をかけていただけると、やっててよかったなと思いますね。
保護者様は、私たち保育士にもフレンドリーに話しかけてくださいます。
保護者様がおっしゃった言い回しや、お子さまへのお声がけから学ぶこともたくさんありますよ。

お子さまの目線に立って受け止めることを大切に

――お仕事の中で大変だったこと、乗り越えたエピソードがあれば教えてください。

保育の現場で働く中で、お子さまたちの発達の違いに戸惑うことがありました。
さまざまなタイプのお子さまと、どうしたらコミュニケーションをとれるのだろうと悩みました。

そこで、自分の行いを振り返ってみたところ、私がお子さまに一方的に話してしまっていたなと気付き、「自分がそのお子さまだったら」という目線に変えてみました。
同時に、お子さまの家庭環境や背景を想像して、「お子さまは、私に何を伝えたいんだろう」と考えて受け止める気持ちを一層大切にするようになりました。
すると、お子さまも徐々に話してくださって、スムーズにコミュニケーションをとれるようになったんです。

また、保護者様が育児にお疲れになっている様子を見ることもありました。
お仕事と育児の両立は、今の私には到底できないと思うくらい大変なことです。
そのため、お迎えの時には保護者様に心からの尊敬や共感のお声がけをしながら、お子さまの日中の様子や「おもしろエピソード」など、笑顔になっていただけるお話をしようと心掛けています。

仕事で悩んだ時には、先輩方の対応から学んだり、相談にのっていただいたりして、解決のヒントが見えてくることが多いですね。

一人暮らしをきっかけに父と仲直りできた

――就職を機に初めての一人暮らしをされたと伺いましたが、いかがでしたか?

私はもともと大阪出身で、できれば実家から通える範囲で就職したいと考えていました。
そのため、アルファにお声がけをいただいた時に、「念願の保育士になれるけど、実家を離れて関東に行かなければいけない」という葛藤がありました。

それでも、両親は、保育士の夢を諦めたくない私の想いに寄り添い「保育士はあなたがやりたいと言ったこと。あなた自身がいいと思ったら、それでいいんじゃない?」と背中を押してくれました。
そうは言っても、実家に一人残される母は内心寂しいと感じていたみたいですね。

上京後は、単身赴任中の父が隣の区に住んでいるので、よく一緒に食事をしたり、会ったりしています。
近くに父がいるので、大阪の母から見ても安心という面はあったようです。

私にとっては、一人暮らしをきっかけに、父親とのわだかまりも解消できました。
実家にいた時はずっと反抗期で、私が一方的に「お父さんなんて大っ嫌い」と思っていました(笑)。
しかし、いざ一人で生活するようになって、父とお酒を飲みながら将来の話をすると「お父さんって意外といい人なんじゃない?」と気付けたんですよね。
今振り返ってみると、思い切って地元を離れてみたのはプラスだったなと感謝しています。

先輩方との距離が近く、日々学べる環境がある

――アルファコーポレーションに入社してよかったことを聞かせてください。

アルファのよいところは、小規模だからこそ、自分が担任しているクラス以外のお子さまたちともかかわれることです。

さまざまなお子さまとじっくり向き合える環境で、「お子さまによって異なる遊び方や発達の違いを、どのように工夫したらいいんだろう?」「同じ5歳のお子さまでも、何を変えたら楽しんでいただけるんだろう?」と日々考えながら学ぶことができます。

さらに、ほかの先生方がお子さまたちや保護者様にどう接してるんだろうというのを生で見ることができるので、先輩方の知見や経験を学べる機会がたくさんありますね。
小規模な保育園だからこそ、先生同士の距離が近く、気軽に質問や相談を聞いていただけるのも大きな魅力です。

コミュニケーションを大切に「三人六脚」の保育を目指す

――これから保育士を目指す方へのメッセージをお願いします!

どのような仕事でも、働くことには責任が伴う、すごく大変なことだと思うんです。
お給料をいただける分、大変なことは覚悟したうえで就職したほうがいいと思います。

保育士の現場では、目の前のお子さまが「小学校に上がるまでにどんな姿になっていてもらいたいか」を思い浮かべながら、今何を優先すべきかを考える力が大切かなと感じています。

日頃のコミュニケーションを大切に、「保護者様と私たち保育士が一緒にお子さまを育て」「保護者様とお子さまから私たちが学び」「私たちとお子さまで保護者様をサポートする」トライアングルのような関係を作り、三人六脚で支え合っていけるとよいですね。

お子さまや保護者様への対応と事務処理のメリハリをつけたい

――最後に、はしもと先生の今後の目標を聞かせてください。

一人ひとりのお子さまや保護者様に対して、より時間をかけてじっくりていねいにケアできるようになりたいですね。
そのためには、バックヤード業務、特に書類の処理や整理をいかに効率よくこなして時間を作るかが大事だと考えています。

事務仕事は効率的にテキパキと、お子さまや保護者様には、親身に寄り添ってコミュニケーションをとれるようになりたいです。
まだまだ未熟ですが、少しずつメリハリをつけられる保育士になりたいなと思っています。

アルファならお子さまとじっくり向き合える環境がある

お子さまや保護者様、周囲のスタッフとのコミュニケーションを大切にされているはしもと先生。
自らコツコツと努力を積み上げながら、常に問題意識を持ち、どんなことからも学びを得ようとする姿勢が素敵でした!

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