アルファコーポレーションでは、保育スタッフ一人ひとりのスキルアップをサポートするため、”研修”に力を入れています。
保育方針など、変わらない大切な想いもありますが、日々進歩する保育や時代・環境それぞれに対応した保育を勉強し、気づきを得て、みんなで実践してまいります!

「保育園での安全とコミュニケーション」を学ぶのリスクマネジメント講習会

先日、アルファコーポレーションで働く園長向けに、外部講師を招いて「未就学児施設における安全とコミュニケーション」をテーマとした講習会を開催しました。

新型コロナウイルスの影響もあり、今回はオンラインでの開催となりましたので、その様子をご紹介いたします!

外部講師について

今回は外部講師に掛札逸美先生をお迎えし、アルファコーポレーションの関東・関西の各園の園長を中心に50名が受講しました!
【外部講師】
掛札 逸美 先生

1964年生まれ。筑波大学卒。2008年、コロラド州立大学大学院卒業、心理学博士。2013年に保育の安全研究・教育センターを設立。『3000万語の格差:赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ』(訳書)、『変える! 事故予防と保護者・園内コミュニケーション』(単著)等。
HP:「保育の安全研究・教育センター
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講義概要について

新型コロナウイルス感染症が流行する中、新たな保育の課題と正しい知識・対策が必要とされています。

安全な保育をする上での正しい知識と、感染リスク下での保育のポイント、保護者様にご理解いただくための方法など、ベテラン保育士にとっても大切な内容盛りだくさんの講義でした。


【講義内容】
・新型コロナウイルス感染症の基礎知識
・感染リスク下での保育のポイント
・保護者対応におけるリスク・コミュニケーションの実践ポイント
・安全とコミュニケーションの知識、スキル、実践



知識だけではなく、考え方や捉え方、コミュニケーションについても学ぶことができ、すぐに実践できることが数多くありました。

オンラインでの講義がスタート!

この状況下だからこそ、情報や知識はスキルアップのためだけではなく、保育士自身を守るためにも大切です。
今回のオンライン講義では、どのスタッフも真剣そのものでした。

保育士の仕事の価値を再認識する

講義冒頭では、「保育のリスクと価値」についてお話がありました。

子育てをする保護者様が働くためには、”保育施設”が必要であり、”保育士”は必要な職業であるということ。

保育園があることで、保護者の就労支援となること。

「保育士は価値のある仕事」であるということを、強くはっきりおっしゃってくださいました。
改めて知識を身に着けよう、スキルアップしようと思えたところから、研修がスタートしました!

熱中症の予防・対策について

毎年この季節、夏のはじまりから終わりの時期まで、注意しなければならないのが「熱中症」です。
熱中症対策は、室内においても、屋外においても、十分に注意する必要があります。

今回の講義で学んだのは、「熱中症は予防できる」ということでした。

まずは、園児が公園や散歩など屋外での活動をする際に気をつけるべきポイントとして、
「暑さ指数28℃を超えていたら、野外での活動は控える」ということです。

講義中は、資料を共有していただき、判断チェックポイントなどについても学びました。
外出前に気温を十分に注意して判断・行動することが大切だと再認識。
具体的な温度指数を知ることで、今後誰もが必ず実践できる予防内容でした。
また、気温の管理だけではなく、子どもたちの様子を常に観察し、保育の環境に注意することも熱中症対策のポイントのひとつ。

熱中症に関する正しい知識をきちんと持っておくことで、子どもたちの小さな体調の変化にも保育者側からいち早く気づくことができ、適切な対処ができます。

今後より一層、保育環境や毎日の子どもたちの体調に注意して保育にあたることが重要だと改めて認識できました。

コロナ禍での保育園の年間行事について

年間行事の開催は各園の状況に合わせて検討していきますが、
大切なのは、行事に参加したいが、参加できない保護者様の気持ちにも心を配ることではないかとの指摘がありました。

保育園における保育は、保護者様と保育者が手を取り合って進めていくものです。

医療従事者や生活を支える仕事をしている保護者様の中には、
もし感染したらと、年間行事を開催したとしても参加を見送る方もいるかもしれません。
また、ご家族に高齢者の方がいらっしゃる場合も同様です。

子どもたちだけでなく、保護者様の気持ちに寄り添った行事の在り方が今の保育園には求められることも学びました。

受講スタッフの感想

参加者の感想をご紹介します!

―参加者スタッフAさん

保育園における価値とリスクについて、事前に保護者様に知らせておく大切さを改めて感じました。
理解してもらえるように、正しい認識や知識を高める努力をしなければならないと感じました。

―参加者スタッフBさん

保育の安全に関しては、これ以上やりようがないというぐらいしっかりと対応をすることが、子どもたちを守り、保育士も守ることができるのだと感じました。

―参加者スタッフCさん

一言一句聞き漏らせないほど、有意義な研修でした。
園長になり、それだけでも不安でしたが、コロナ禍で誰も経験したことのない生活が始まり、さらに不安な中だったので、この研修を受けて自分のやっている仕事の大切さ、意義を確認できました。
そして、事故防止に努めなければと改めて思い直しました。スタッフたちにも、共有・指導していきます。

時代や環境の変化に応じた保育を学ぶ

今回学んだことに関しては、園内研修を通じて現場の保育士に情報共有・育成を行います。
また、今後の私たち保育者の言葉の伝え方、保護者様とのつながりをより良いものに変えていけるよう努めてまいります。

アルファコーポレーションでは、一定の知識だけにとどまらず、時代や環境の変化に応じて新たな保育の知識やスキルを学び、成長しつづけることが大切だと考えています。

スタッフには、入社後の段階別キャリアアップ研修はもちろんのこと、経験年数・職種に関わらずさまざまな社内研修社外研修を実施し、スキルアップを支援します。

アルファコーポレーションのきめ細かな研修制度や福利厚生については、下記リンクよりチェックしてくださいね。
また、スタッフが安心して働くための”職場環境づくり”にも力を入れています。
園長を対象とした「パワーハラスメント防止研修」についてご紹介した下記記事もおすすめです。
今後もたくさんのことを学び、柔軟性を持って子どもたちの保育や保護者様とのかかわりをより良いものにしていけるよう、スタッフ一同努めてまいります!

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