キッズスクウェア永田町では、とうきょうすくわくプログラムとして「ひかりとかげ」をテーマに取り組んでいます。
光をあてると生まれる影。今回は、その形が伸びたり縮んだり、手の動きで姿を変えたりと、子どもたちにとってはまるで魔法のような体験で探求心と表現の世界が広がりました!

光とかげのふしぎに出会う

部屋を少し暗くし、保育者の手にライトを照らすと、壁に大きな手の影が映し出されました。
子どもたちは「わあ!」と歓声をあげながら、影に手を伸ばします。

しかし、どんなに伸ばしても影はつかめません。
その届かない不思議さが、子どもたちの心をくすぐります!
体験を通して光の位置を変えると影が伸びたり縮んだりすることにも気づき、まるで生きているように動く影を夢中で追いかけていました。単なる遊びに見えるこの時間には、子どもたちの観察力や想像力、そして「もっと知りたい」という意欲が育っています。

手のひらを通して光を感じる

子どもたちはペットボトルの水に光をあてたり、自分の手のひらを光にかざしたりして実験しました。
透けた手のひらが赤く見えると、「あかい!」「なんでだろう?」と驚きの声。
光が水や体を通ると色や明るさが変わることを、自分の目と感覚で確かめていきます。

乳児クラスでは、指の間からこぼれる光を不思議そうに見つめたり、光の動きを目で追ったりする姿も見られました。
光を見て、その変化を感じ取る体験を通して、子どもたちは自然の現象への興味と探求心を育んでいるようでした!

日常のなかで広がる探究と表現

光の強さや角度を変えるたびに、影の形や大きさ、動き方が変化し、そのたびに子どもたちは「さっきとちがう!」「もっとこっちに動かしたら?」と、まるで研究者のように試行錯誤を重ねていました。
活動を通して生まれるのは、単なる発見ではなく「自分で見つけた!」という自信です。
友だちと一緒に光を当て合ったり、影で形をつくって笑い合ったりする姿も見られ、探究はやがて表現へと広がっていく変化がありました。

保育者は、子どもたちの小さなつぶやきや行動を見逃さず、「今、何を感じているのか」「どんな世界が見えているのか」に耳を傾け、次の気づきや発想へ繋げていくよう寄り添いました。

保育者にとっても気づきと学びの場

今回の取り組みは、保育者にとっても多くの学びがありました。
子どもたちが「不思議!」と目を輝かせる瞬間に立ち会うことで、改めて子どもの感じる力の豊かさに気づかされます。

また、子どもが自ら発見するまで見守ることの大切さや、環境の工夫ひとつで世界が広がることも実感しました。
活動後には職員間で「光の位置を変えるだけで、こんなに反応が違うんだね」と話し合う場面もありました。
子どもたちと一緒に驚き、考え、発見する、その積み重ねこそが、保育者自身の成長にもつながっています。

キッズスクウェア永田町では、これからもこうした体験を通して、子どもたちの探究する心と感じ取る力を日々育んでいきます。
   

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