保育園で不審者を侵入させないための対策

子どもたちを不審者から守るうえで最も重要なのは不審者を侵入させないことです。
まずは、保育者全員で「不審者を絶対に侵入させない」という意識を持ち、侵入されないための対策を講じることが大切です。

出入り口は常に施錠する

保育園では、保護者の送迎や散歩への出発・帰園など、出入り口を開閉する機会が多くあります。
少しの時間だから大丈夫と思っていても、不審者はそのわずかな隙を狙って侵入する可能性があります。
子どもたちの安全を守るためにも、出入り口の施錠を徹底し、保護者の方にもご協力をお願いしながら、園全体で防犯意識を高めていくことが大切です。

解錠時は周囲の確認を行う

オートロックが設置されている園でも、解錠したタイミングで後ろから一緒に入ってしまうケースが考えられます。
玄関や門を開ける際には、後ろに人がいないかを確認しましょう。
日頃から少し意識するだけでも、不審者の侵入防止につながります。

送迎登録のない方は園内に案内しない

送迎登録のない保護者やご家族が訪れた場合には、基本的に園内に入れないように気を付けましょう。
また、業者や営業の方であっても、必要に応じて職員間で確認を行い、安易に園内へ案内しないようにしましょう。
子どもたちが安心して過ごせる環境を守るためには、日頃からの丁寧な対応の積み重ねが大切です。

不審な様子の人を見かけた場合は無理に対応しない

園の周辺や施設内で不審な様子の人を見かけた場合でも、職員が一人で対応することは避けましょう。
まずは子どもたちの安全確保を優先し、複数名で対応する、警察へ連絡するなど、園で決められた手順に沿って行動することが大切です。
不審者訓練は、万が一の際に落ち着いて行動するための大切な機会でもあります。

保育園で不審者が侵入した場合の対応

では、万が一不審者が侵入してきたり不審者に出くわしてしまったりした場合に備えて、保育園ではどのような対応をしたら良いのでしょうか。

対応マニュアルを活用する

園内に不審者が侵入してきたり周辺で不審者が目撃された場合にも落ち着いて対応できるよう、対応マニュアルを作成しておきましょう。
子どもの安全を最優先して迅速に的確な対応ができるよう、全職員で対応マニュアルを共有し、冷静に対応できる心がまえをしておくことが大切です。

アルファコーポレーションでは、安全・防犯・防災などにまつわる「保育マニュアル」を用意しています。
防犯マニュアルの項目では、不審者の判断基準や対応フロー、各機関への通報方法や避難の手順まで細かく記載し、万が一の場合にも落ち着いて対応できる準備を整えています。

保護者や地域と連携を取る

不審者に出くわしてから警察へ通報し、実際に警察が到着するまでには、おおよそ10分ほどの時間を要すると言われています。
その間に子どもたちの安全を確保するためには、保護者や地域、関係機関との日頃からの連携が欠かせません。
万が一の際に協力を得られるよう、普段からの関係づくりを心がけておきましょう。

また、不審者情報があった場合は、保護者へ速やかに共有することも大切です。あわせて、不審な人物を見かけた際には園へ情報提供していただくようお願いしておくことで、園と保護者が協力しながら子どもたちを見守る体制づくりにつながります。

あわせて、自治体や警察が発信している不審者情報にも日頃から目を通し、園の周辺で不審者情報があった場合には、散歩コースや保育活動を見直すなど、状況に応じて柔軟に対応することも大切です。

防犯グッズを準備する

防犯カメラや人感センサーライト、防犯ブザーなど、防犯グッズを用意しておくことも重要な不審者対応のひとつです。
不審者は刃物や危険物を所持している場合もあるため、催涙スプレーや防護盾などを活用して不審者を子どもたちに近づけないようにする対策も準備しておきましょう。

実践的な訓練を行う

実際に不審者が現れた時に備えて、日頃から実践的な訓練を行うことも大切です。
園児の中には、「不審者」という概念がなく、知らない人に声をかけられることへの警戒心を持たない子どももいるかもしれません。
不審者の危険性を伝えるとともに、万が一不審者が現れた場合の避難経路や行動などを子どもたちと一緒に確認することで、子どもたちの防犯意識も高まるでしょう。

保育園での不審者対応訓練のポイント

ここからは、保育園で不審者対応訓練を行う際のポイントを解説します。

事前準備をしっかり行う

不審者対応訓練を実施する際は、不審者の侵入経路や行動、凶器の所持など、不審者発生のシチュエーションを細かく設定するなど事前準備をしっかりと行うことが大切です。
事前準備を行う際は、マニュアルも確認しながら対応や避難経路なども把握しておきましょう。
同時に、玄関の施錠や防犯カメラなどの作動状況、周辺の確認なども行っておくことで、より一層防犯意識を高めることができるでしょう。

「いか・の・お・す・し」で分かりやすく説明する

不審者対応訓練は、保育者の対応強化だけでなく、子どもたちの防犯意識を高めることも重要な目的のひとつです。
園児の中には、「不審者って何?」など、知らない人が侵入することの危険性すら知らない子どももいます。
子ども自身が危険から身を守れるようにするためにも、合言葉を使って分かりやすく説明することが大切です。
「いか・の・お・す・し」は警視庁からも発表されている防犯用語のひとつですので、ぜひ活用しながら子どもたちに説明するようにしましょう。

いか…知らない人についていかない
の…知らない人の車にのらない
お…危ないと思ったらおおきな声で叫ぶ
す…すぐに逃げる
し…すぐにしらせる


また、園によっては、不審者を刺激したり行動が悟られたりしないように、隠語を決めている場合もあるようです。
「不審者発生!」など直接的な言い方はせず、「〇〇さん」など隠語を決めて、訓練でも活用しましょう。

徹底した不審者対応で子どもたちの安全を守ろう

子どもたちの安全を守るためには、まずは不審者を園内に侵入させないことが重要です。
できる限り周りから見えないようにしたり侵入しやすい経路がないかを確認したりして、徹底的に不審者の侵入を防ぎましょう。
また、万が一不審者が侵入してしまったり園外で不審者に出くわしてしまった場合には、慌てずに落ち着いて対応することが大切です。
定期的に訓練を行い、保育者はもちろん、子どもたちにも自分の身を守る行動を学び身につけられるようにしましょう!

認定保育園や企業主導型保育など、様々な保育形態を展開するアルファコーポレーションでは、安全計画の策定や定期的な防犯・防災訓練などを通して、お子様たちの安全管理に力を入れています。
また、安心安全な保育を目指し、園長向けの研修も実施しており、園の垣根を超えて安全意識の向上に努めています。
本記事掲載のあるふぁのリアルでは、保育士のリアルな声や、アルファコーポレーションの取り組みなどを多数紹介していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
   

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