今までのキャリアや、転職のきっかけなどをお聞かせ願えますか?

公立の保育士として約30年間務めていました。
30年間で様々な園へ配属となり、0~5歳児のすべての年齢の子どもたちを担当してきました。

そんな中、保育士30年目の節目の年、このまま保育士を続けようかとふと立ち止まることがありました。
私はこのまま保育士としてやっていくのか…
と悩み、保育士である自分を見つめ直しました。

息子がまだ高校生だったため、仕事は続けていこうと心が決まり、同時に
『30年間保育士をやってきた私には、やっぱり保育士しかない!』
という想いが湧いてきました。
ただ、公立の保育園以外でも働いてみたくなり、思い切って転職しました。

今考えるとドキドキの転職活動でしたね(笑)
ご縁あって、アルファコーポレーションに入社しました。

そして、初めて施設長(園長)に任命されました。
保育士として30年以上の経験がありますが、
保育に対しての熱い情熱を持ち続けれられる園に出会えて本当によかったと感謝しています。

園長としての仕事内容を教えてください。

1番は、保育がうまく回っていくように目を配ることだと思っています。
うまく回らないところにはそっとフォローに入っていくようにしています。

大きく分けると、園内の保育に目を配ることと事務作業でしょうか。
事務作業はすき間時間に少しずつ行います。

各園の園長が集まり研修を行うこともあります。
その様子はこちら↓で紹介しています。

1日のスケジュールは?

◇遅番の1日◇

■6:00    起床・家事

■7:00    朝食    
朝食はゆっくりマイペースで摂ります。

■8:00    通勤    
通勤電車は満員。元気な時はグイグイ行きますが、しょぼくれている時は押されてしまいます(笑)

■9:00    出勤

■9:30    保育補助  
“あらあら、どうしましたか”とフォローに入ります。

■10:00    朝の会    
おはようございます。
季節の歌をみんなで一緒に歌います。視診の情報共有も行います。

■10:30    保育補助または事務    
子どもたちの様子を見ながらスタッフに声掛けも。

■11:30    給食の検食および子どもたちの食事の様子を確認
子どもたちがおいしそうに意欲的に食べる姿がうれしいです。

■12:00    保育補助
スタッフの休憩を回すため、保育補助に入ります。

■13:00    休憩    
夫の作ったお弁当をいただきます。

■14:00    本日の連絡事項および翌日の保育内容打ち合わせ  
スタッフと動きの共有をします。

■14:30    お昼寝からお目覚め、片付け、保育補助  

■15:00    おやつの検食    

■15:30    庶務事務開始    

■18:30    退勤
この日は、30分残業をしました。  

■20:00    帰宅    

■20:30    夕食  
ゆっくり食事します。

■22:30    就寝

どんな風に保育士さんをフォローをしていますか?

それでぞれのスタッフに合わせて、フォローの仕方は様々です。

基本的には、担当についてもらった先生に全てお任せしています。
それは新人の先生でも同じです。

保育のフォローに入るかどうかは、実は子どもたちが教えてくれます。
保育がうまく回っていない時は、子どもたちが少しバタバタしていたり、落ち着きがなかったり。
子どもたちは私たち保育士の気持ちを鏡のように映しています。

子どもたちの様子から、先生が大変そうだなと思ったときや、保育がうまく回っていないと思った時は、
私はさりげなく子どもたちに寄り添ってフォローに入るようにしています。
「どうしたの?」
と話しかけたりしますね。
横からそっと支えるように入ることで、先生の心に余裕ができればと考えています。

若手の先生にも、クラスの保育主担当を最後までやり遂げてもらえれば私も嬉しいですね。

もちろん、はじめから先生たちと組んで2人で保育に入る時もあります。
その時は2人とも主担当なので、いろんな意見を出し合い、相談をします。
”公立の保育園の2歳児クラスではこんなことをやっていた”など、
現場での経験を活かして、今までやっていなかったことにもどんどん取り組んでいますね。

「こういうふうにやってみたらどう?」

「これだったらできるんじゃない?」


と提案しています。

保育園を運営していくにあったっては、スタッフそれぞれが他者の想いを受け止めることが大切だと思っています。
人と人なので、想いが一緒になれば、自然といい雰囲気で保育ができると思います。
片方の想いがあっても、もう片方に受け入れる気がなければすれ違ってしまいますし・・・。

スタッフが「ありがとう」という気持ちで、
私の想いやフォローを受け入れてくれているならありがたいことですね。
日々、園のスタッフには感謝しています。

保育士の人間関係も子どもたちにとっては保育環境の一部ですので、
子どもたちが安心できる、温かい雰囲気の園を目指していきたいです。

園長先生の悩みとは?

園長という立場で改めて気づくこともあります。

例えば、些細な人間関係の難しさでしょうか。
同じ言葉でも、ニュアンスの違いでうまく伝わらないこともあります。

園長になるまでは、どちらかと言うと個々で自分自身のベストな保育を追求していましたが、
園長としては、保育園全体の方向性を決めていかなければなりません。
共有できたと思っていてもうまく共有できていなかった、ということもありますし。
言葉の取り間違いやニュアンスが伝わってなかったり、
理解できていると思っても理解できていなかったり・・・。

最近は、
「そんなことも言ってもはじまらない。」
「あまり気負いしすぎないように!」
と意識してます。
ようやくそこに至ってきました。
気負いすぎてしんどい気持ちになるのもよくないので、適宜切り替えることも必要だと感じています。

自分ひとりがどんなに頑張っても、それだけでは上手くいくはずがない​と気づきました。
人と人とで作り上げていくのが保育ですし、保育はひとりではできないので。

今ありがたいと思うのは、園のスタッフが私のアドバイスや指導を受け止めてくれることです。
耳を傾けてくれているのはとても嬉しいですね。
お互いに気持を受容できると、一緒に保育をしたいという気持ちが高まります!

リフレッシュ方法はありますか?

夫とお休みの日に旅行に行くことです!
日帰りもありますし、少し遠出する時は泊まりでお出かけすることもあります。

写真は、5月に四国・徳島県に行ったときの思い出です。
かずら橋を渡ったり、阿波踊りを習ったり、大塚美術館に行ったりといろんなことを体験しました。

新しい体験や経験が自分に新鮮な気持ちを取り戻させてくれるのだと思います。

最後に、毎日の保育で大切にしていることを教えてください。

「必ずそこには子どもたちの姿を」
ということを心がけています。

子どもたちには、毎日いろんなことに興味を持って、経験し、そして成長してほしいと思っています。
そのためには、計画をちゃんと立てないといけません。
中途半端な保育やその場限りの保育では、時間だけが流れてしまいます。
また、漠然とした保育では手を抜いたり、気を抜いたりしちゃうと思うんです。

子どもたちのどんな気づきを促したくて、
そのためにベストな方法は何かを考えて、計画を練って、実行する。
製作1つとってもそうです。

計画の中に子どもたちへのどんな想いが込められているのかが、いつも気になります。
実は、計画通りにできなくてもさほど問題ではありません。
計画・実行を繰り返すだびに、結果はついてくるものなので。

大事なのは、一生懸命子どもたちと向き合うことだと私は思っています。
保育の中心には、必ず子どもたちの姿を思い描いてます。

いくつになっても、保育に対する熱い想いは変わりません!!​
この気持ちは、これからも純粋に持ち続けたいと思っています。
熱くなりすぎちゃだめなんですねけどね。
何年たっても保育って難しいですね。
難しいからこそ面白くて、やりがいのある仕事だと思います!
   

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