保育参観の目的とねらい
保育参観には、主に3つの目的やねらいが込められています。
1.園での生活や子どもたちの成長を見てもらう
保育参観の大きな目的は、子どもたちの園での生活を保護者に見てもらうことです。
園でどのようなことをして、どのようにお友だちや先生と関わっているのかを見てもらうことで、家庭とは違った一面や成長に気づくことができる機会になります。
また、園での子どもの姿を知ることで、保護者にとっての安心感や信頼感にもつながります。
このとき大切にしているのは、「できた」「できなかった」といった結果に注目するのではなく、子どもがどんな気持ちで取り組んでいるのか、どんな表情で過ごしているのか、という保育園でのありのままの姿を感じてもらうことです。
その姿を見ることで、保護者の方は日頃預けている保育園での様子を肌で感じることができますし、「ここに預けてよかった」という安心感にも繋がっていきます。
園でどのようなことをして、どのようにお友だちや先生と関わっているのかを見てもらうことで、家庭とは違った一面や成長に気づくことができる機会になります。
また、園での子どもの姿を知ることで、保護者にとっての安心感や信頼感にもつながります。
このとき大切にしているのは、「できた」「できなかった」といった結果に注目するのではなく、子どもがどんな気持ちで取り組んでいるのか、どんな表情で過ごしているのか、という保育園でのありのままの姿を感じてもらうことです。
その姿を見ることで、保護者の方は日頃預けている保育園での様子を肌で感じることができますし、「ここに預けてよかった」という安心感にも繋がっていきます。
2.保育方針を再確認してもらい保護者との連携を深める
保育参観には、園での様子を見てもらうと同時に、保護者に園の保育方針などを再確認してもらう目的もあります。
活動内容や保育士の関わり方などを通して改めて保育方針を認識していただくことで、園と保護者との連携を深めるねらいがあります。
活動内容や保育士の関わり方などを通して改めて保育方針を認識していただくことで、園と保護者との連携を深めるねらいがあります。
3.親子の触れ合いを楽しみながら子どもの意欲を高める
普段はなかなかゆっくり過ごすことのできない親子の触れ合いの時間を楽しんでもらうことも、保育参観のねらいのひとつです。
子どもたちにとっては、保護者が見てくれることが大きな励みにもなるため、普段以上に意欲的に活動に取り組む姿が見られることも多く、子どもの自信や満足感にもつながります。
子どもたちにとっては、保護者が見てくれることが大きな励みにもなるため、普段以上に意欲的に活動に取り組む姿が見られることも多く、子どもの自信や満足感にもつながります。
保育参観に必要な準備
保育参観は普段の保育風景を見てもらうことが目的の行事のため、過度な演出や特別な準備をする必要はありません。
ただし、有意義な保育参観にするためには、いくつかのポイントをおさえて準備を進めることが大切です。
ただし、有意義な保育参観にするためには、いくつかのポイントをおさえて準備を進めることが大切です。
保育参観での活動内容を決める
まずは、保育参観で行う活動内容をクラスまたは学年ごと決めておきましょう。
その際、保育参観のねらいについても保育士同士で話し合い、共通の意識を持って活動内容を検討することが大切です。
ねらいを明確にすることで、準備がスムーズに進めやすくなりますし、保護者にも保育参観の活動目的が伝わりやすくなります。
その際、保育参観のねらいについても保育士同士で話し合い、共通の意識を持って活動内容を検討することが大切です。
ねらいを明確にすることで、準備がスムーズに進めやすくなりますし、保護者にも保育参観の活動目的が伝わりやすくなります。
保育の延長としての活動を選ぶ
保育参観は、運動会や生活発表会などの行事と違い、日頃の保育風景を保護者に見てもらうことを目的としています。
そのため、特別なプログラムを行うのではなく、日常の子どもの姿を見てもらう場という意識を持って活動を選ぶことが大切です。
子どもたちが普段通りに過ごす中で見せる何気ないしぐさや、夢中になって取り組む様子をそのまま受けとめてもらうことが、保育参観の本質でもあります。
結果ではなく、その過程や子どもの気持ちや意欲の成長が保護者に伝わるように、普段通りの無理のない自然な活動を意識して選びましょう。
そのため、特別なプログラムを行うのではなく、日常の子どもの姿を見てもらう場という意識を持って活動を選ぶことが大切です。
子どもたちが普段通りに過ごす中で見せる何気ないしぐさや、夢中になって取り組む様子をそのまま受けとめてもらうことが、保育参観の本質でもあります。
結果ではなく、その過程や子どもの気持ちや意欲の成長が保護者に伝わるように、普段通りの無理のない自然な活動を意識して選びましょう。
保護者に向けた挨拶や説明も用意する
保育参観では、ただ活動を見てもらうだけではなく、保護者への挨拶や説明も大切です。
保育参観で見てもらいたいポイントや直近の活動、クラスの様子、成長を感じられたエピソードなどを交えた挨拶を準備しておきましょう。
保育参観は、保護者だけなく保育士側も緊張してしまうかもしれません。
当日緊張してしまわないように、話す内容を紙に書き出し、練習しておくと安心です。
あわせて、保育活動への協力に対する感謝の気持ちも伝えると良いでしょう。
保育参観は保育士の先生を含めた普段通りの保育の様子をみてもらうことが一番です。緊張してしまうかもしれませんが、ぜひ肩の力を抜いて、日々の保育そのままの雰囲気で臨んでみてくださいね。
保育参観で見てもらいたいポイントや直近の活動、クラスの様子、成長を感じられたエピソードなどを交えた挨拶を準備しておきましょう。
保育参観は、保護者だけなく保育士側も緊張してしまうかもしれません。
当日緊張してしまわないように、話す内容を紙に書き出し、練習しておくと安心です。
あわせて、保育活動への協力に対する感謝の気持ちも伝えると良いでしょう。
保育参観は保育士の先生を含めた普段通りの保育の様子をみてもらうことが一番です。緊張してしまうかもしれませんが、ぜひ肩の力を抜いて、日々の保育そのままの雰囲気で臨んでみてくださいね。
【年齢別】保育参観の活動例と工夫ポイント
ここからは、保育参観の活動例を年齢別に紹介します。
活動の工夫ポイントも合わせてご覧いただき、保育参観の参考にしてみてください。
どの活動においても大切なのは、子どもたちが取り組む姿をそのまま受けとめてもらうこと。結果ではなく、夢中になっている表情や、友だちとの関わりの中で見せる自然な姿を通して、園での生活の一端を感じてもらえるような時間にしていきましょう。
活動の工夫ポイントも合わせてご覧いただき、保育参観の参考にしてみてください。
どの活動においても大切なのは、子どもたちが取り組む姿をそのまま受けとめてもらうこと。結果ではなく、夢中になっている表情や、友だちとの関わりの中で見せる自然な姿を通して、園での生活の一端を感じてもらえるような時間にしていきましょう。
【0~1歳児】
0~1歳児は、保護者に安心して子どもを預けてもらえる保育環境を伝えられるような活動を選びましょう。
また、0~1歳児は保護者から離れたがらなくなる可能性も十分に考えられます。
親子で楽しめるふれあい遊びなどを交えて一緒に楽しめる時間を設けるのもおすすめです。
合間に普段子ども一人ひとりがどんな遊びを好むかを保護者にそっと伝えてあげるのもよいでしょう。「自宅でも取り入れてみます」とおっしゃる保護者も多いですよ。
また、0~1歳児は保護者から離れたがらなくなる可能性も十分に考えられます。
親子で楽しめるふれあい遊びなどを交えて一緒に楽しめる時間を設けるのもおすすめです。
合間に普段子ども一人ひとりがどんな遊びを好むかを保護者にそっと伝えてあげるのもよいでしょう。「自宅でも取り入れてみます」とおっしゃる保護者も多いですよ。
0~1歳児の活動例
絵本の読み聞かせ、ふれあい遊び、リズム遊び など
【2~3歳児】
2~3歳児は、身の回りのことに取り組むなど生活の中でできることが少しずつ増えてくる年齢です。
そうした成長の様子を見てもらえる活動を取り入れると良いでしょう。
たとえば、指先を使った制作に集中する姿や、簡単なルールのある遊びに自分なりに参加しようとする様子、リズムに合わせて体を動かす楽しさを味わう姿なども成長のひとつです。保育士が保護者に伝わるように声掛けしてあげることで、より一層保護者がわが子の成長を感じられるでしょう。
そうした成長の様子を見てもらえる活動を取り入れると良いでしょう。
たとえば、指先を使った制作に集中する姿や、簡単なルールのある遊びに自分なりに参加しようとする様子、リズムに合わせて体を動かす楽しさを味わう姿なども成長のひとつです。保育士が保護者に伝わるように声掛けしてあげることで、より一層保護者がわが子の成長を感じられるでしょう。
2~3歳児の活動例
簡単な制作活動、簡単なルールのあるゲーム、全身を使ったリズム遊び など
【4~5歳児】
4~5歳児は、集団生活の中で自主性が育まれると同時に、仲間と協力し合ったり一緒に取り組んだりすることができるようになる時期です。
お友だちと協力したり助け合ったりする姿を見てもらえるような活動を選んでみてもいいですね。
お友だちと協力したり助け合ったりする姿を見てもらえるような活動を選んでみてもいいですね。
4~5歳児の活動例
共同制作、簡単なクッキング、楽器を使った演奏や歌 など
保育参観で配慮するべきこと
保育参観は、普段の生活を見てもらう場ではありますが、保護者が見ていることで、子どもにとってはいつもとまったく違った状況に感じられるものです。
緊張して落ち着かない様子の子どももいることでしょう。
子どもたちがリラックスして過ごせるように、特別感を出しすぎず、できる限り普段通りの流れを変えないように配慮しましょう。また、保育士の先生自身が落ち着いていることで、子どもたちも安心していつもの力を発揮できます。無理に頑張ろうとせず、先生もぜひいつもの自分で臨んでくださいね。
さらに、泣き出してしまったり普段とは違う行動をしてしまったりすることも想定し、事前にサポート体制や対応方法を検討しておくとより安心して保育参観に臨めるでしょう。
緊張して落ち着かない様子の子どももいることでしょう。
子どもたちがリラックスして過ごせるように、特別感を出しすぎず、できる限り普段通りの流れを変えないように配慮しましょう。また、保育士の先生自身が落ち着いていることで、子どもたちも安心していつもの力を発揮できます。無理に頑張ろうとせず、先生もぜひいつもの自分で臨んでくださいね。
さらに、泣き出してしまったり普段とは違う行動をしてしまったりすることも想定し、事前にサポート体制や対応方法を検討しておくとより安心して保育参観に臨めるでしょう。
子どもにとっても保護者にとっても楽しめる保育参観にしよう
保育参観は、楽しみな行事である一方で、保護者が見にくることで緊張して落ち着かないという子どもも多いものです。
できる限り普段通りの保育風景を保護者の方に見ていただくためにも、いつもの保育の延長としての活動を行ったり、リラックスできる環境を整えたりするなど、しっかりと準備しておくことが大切です。事前準備をすることで保育士自身の緊張も少し和らぐと思います。
保護者にとっては子どもの新たな一面を知ることができ、子どもにとっては自分の姿を見てもらうことのできる嬉しい日として、みんなが楽しめる保育参観になるといいですね!保育士のみなさんもぜひ保育参観を一緒に楽しみましょう!
できる限り普段通りの保育風景を保護者の方に見ていただくためにも、いつもの保育の延長としての活動を行ったり、リラックスできる環境を整えたりするなど、しっかりと準備しておくことが大切です。事前準備をすることで保育士自身の緊張も少し和らぐと思います。
保護者にとっては子どもの新たな一面を知ることができ、子どもにとっては自分の姿を見てもらうことのできる嬉しい日として、みんなが楽しめる保育参観になるといいですね!保育士のみなさんもぜひ保育参観を一緒に楽しみましょう!