保育園の冬の室内遊びで、子どもたちが体を動かす機会を作る

寒い冬の季節は外で遊ぶことが難しくなり、保育園の室内で遊ぶことが多くなりがちです。とはいえ、室内遊びはマンネリ化していつも同じ内容になり、子どもたちも飽きてしまいがちです。

そこで、体を動かすゲームや簡単な製作などで、冬の室内遊びを楽しみましょう。季節感のあるアイデアを取り入れることで、子どもたちの感性を刺激することもできます。

次の記事では、子どもの感性を刺激する創作遊びのポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

冬に保育園で室内遊びをするときに注意するべきこと

まずは、年齢に合った遊びを提案しましょう。子どもたちが新鮮な気持ちで楽しむためには、「乳児さんなら、これが分かりやすい」「幼児さんなら、ここまで工夫したほうがより楽しめる」などの内容を考えてみてください。

また、物を口に入れるなど年齢によるリスクもあるため、そのようなところにも細心の注意が必要です。

そして、体を動かす遊びをするときは十分なスペースを確保しましょう。子どもたちが走り回ってぶつかったり転んだりしないように、周囲に危ないものがないか確認する必要があります。

最後に、室温の調節も忘れないようにしてください。
冬は気温が低く、乾燥しやすい季節のため、体温機能調節が未熟な子どもたちは影響を受けやすいです。一人一人をしっかりと観察して、室温や湿度をこまめに調節しましょう。

室温の目安としては、20~23度。必要に応じて、暖房器具や加湿器を使用してくださいね。

保育園乳児クラスにおすすめの冬の室内遊び5選

まずは、保育園の乳児クラスの子どもたちが楽しめる冬の室内遊びのアイデアをご紹介します。

1. ダンボールのトンネルくぐり

保育士さんがダンボール3箱を開いて、ガムテープで繋ぎ、トンネルを作りましょう。そして、子どもたちがトンネルの中をハイハイしながらくぐっていきます。

トンネルの外側を雪だるまや雪うさぎなど冬の風物詩のイラストでデコレーションすると季節感も出るでしょう。子どもたちにクレヨンで自由にお絵描きしてもらうのも楽しそうです。

2. ボールで雪だるまと雪合戦

保育士さんが紙コップに雪だるまの絵を描き、子どもたちに新聞紙を丸めてボールを作ってもらいます。ボールを雪玉に見立て雪だるまの絵が描かれた紙コップに当てて、室内で雪合戦を楽しみましょう。

子どもたちにとってゲーム自体も面白いですが、カサカサと音をたてながら新聞紙に触る瞬間も楽しいものですよ。

3. ふわふわ雪玉にタッチ

保育士さんが白い風船を膨らまして、雪玉に見立てます。雪玉の風船を宙に舞い上がらせて、子どもたちにタッチして捕まえてもらう遊びです。

風船は割れた際に、ゴムの切れ端を子どもが飲みこまないように注意しましょう。
また、風船の使用をNGとしている園もあります。園内のルールを確認してから試してみてくださいね!

4. 雪を降らせる指アート

白い絵の具と黒い画用紙を用意します。パレットの上に絵の具を出し、子どもたちの人差し指につけて、画用紙に指をちょんちょんとスタンプのように押し付けてもらい、雪が降っているような景色を描きましょう

絵の具を口に入れないように気を付けながら、こまめに塗れタオルで指を拭いてあげてください。

5. マットでゴロゴロ雪玉気分

マットの上に子どもを仰向けに寝かせて、保育士さんが「大きな雪玉作るよ!」と声掛けをして、ゴロゴロ転がしていく遊びです。

転がりながら進むことは全身の運動にもなります。雪の上を転がっていく雪玉になりきって楽しめるでしょう。

保育園幼児クラスにおすすめの冬の室内遊び5選

次は、保育園の幼児クラスにおすすめの冬の室内遊びです。

1. 氷鬼

まずは鬼を決めて、鬼になった子どもは10まで数えてから、みんなを追いかけます。鬼にタッチされたら、その場で凍ってしまい動けなくなるというルールです。

凍った人は他の人にタッチしてもらえば、再び動けます。鬼がタッチしたら、「カチコチ!」「シャキーン!」など冷たい氷を連想するような言葉をかけてゲームより盛り上げましょう。

2. おしくらまんじゅう

4人ずつグループを作り、フラフープの中に入ります。背中合わせで輪を作って、保育士さんの合図で「おしくらまんじゅう~押されて泣くな~」と歌いながら、お尻で押し合います。

フラフープを踏んでしまったり外に出てしまったりしたら、アウトです。お尻がくっついたときのお互いのリアクションに子どもたちも笑いが止まらなくなる、人気の遊びです。

3. ボールの雪玉集め

新聞紙を子どもたちに丸めてもらい、大量のボールを作って雪玉に見立てます。それを保育士さんが床に散らして、制限時間内に誰が多く集められるか競います。

絵の具で白く塗ったり、紙で作った雪の結晶を貼り付けるなど、アレンジしてもっと季節感を出してもよいでしょう。

4. 毛糸ぐるぐるミノムシ

ダンボールに自由に冬眠中のミノムシの絵を描いてもらいます。描いたミノムシをはさみで切り取ります。

そして、毛糸の先で団子結びをしてからセロハンテープでダンボールに留めて、ぐるぐると巻きつけていきます。 巻き終わったら、毛糸を切り団子結びをしてセロハンテープで留めたら完成です。

ミノムシのように冬になると眠って、春を待つ虫や動物がいることを学んでもらう機会にもなりますよ。

冬の保育園の室内遊びで子どもたちと楽しい時間を過ごそう

寒い冬は外に出られず、もどかしい気持ちになりますよね。飽きてしまいがちな室内遊びもアイデア次第で、とても楽しいものになりますよ。

季節感のある室内遊びを保育園児たちとぜひ楽しんでくださいね!

次の記事では、冬の行事を楽しむためのアイデアをご紹介しているので、こちらもご覧ください。
   

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