系列園に足を運ぶ“リアルな学び”

アルファコーポレーションでは、同じ会社内に複数の保育園がある強みを活かして系列園研修を実施しています。これは、別の園で実際の保育に参加しながら、子どもたちとの日々の関わり方や環境設定の工夫を学び合う取り組みです。テキストや動画だけでは得られないリアルな空気感に触れることができる貴重な機会です。

実際に参加した保育士からは、「子どもへの声かけや距離感がとても参考になった」「ちょっとした環境づくりの工夫が、自園でもすぐに取り入れられそうだった」といった声があがっています!

小さな違いに、大きな学びがある

系列園での研修を通じて得られるのは、大きなノウハウというより、日々の保育の中にあるちょっとした小さな工夫です。
朝の会がはじまる前の事前準備の仕方や子どもたちへの言葉の選び方、遊ぶ時の環境設定など、それぞれの園が工夫しているポイントに触れることで、自分たちの保育を見つめ直すきっかけになります。

例えば、活動の前に子どもたちに事前にルールを説明し、その時はわかっているように思っても、実際に活動がはじまるとお約束を忘れてしまう場面がありました。その時に系列園の先生の「思い出してごらん」という促す声かけがあり、「言ったよね」と注意しがちな場面でも子ども自身の気づきを引き出す言葉がとても印象的ですぐに取り入れたいと思ったそうです。
また、「どうすればいいかな?」と選択肢を持たせる関わりや、ご褒美シールで行事への見通しを持たせる工夫も参考になりましたという感想もありました。

研修を通して、ちょっとした工夫を見つけられる感性を磨くことにも繋がっています。

保育だけじゃない!園の環境づくりにも学びあり

ある日の研修では、園が入っているビルの屋上にある貸し菜園にも足を運びました。
保育と自然体験のつながりについて考える貴重な時間となりました。
都市部にありながらも、自然とのふれあいを大切にしている園の取り組みに、「こんな方法もあるんだ」と新たな気づきを得た様子も見られました。
系列園研修では、保育のやり方だけでなく、環境づくりや地域との関わり方など、園全体の取り組みを学べるのも魅力のひとつです。

園長とのディスカッションで、学びがさらに深まる

研修を終えた保育士が良かった点や気になった点を、系列園の園長と率直に共有するディスカッションの時間も設けられています。
「この対応が素敵だと思った」「どうしてこの方法を選んでいるのか?」「こんな場面ではどう対応するのか?」といった気づきや疑問を園長と話すことで、研修に参加した側の理解がより深まるだけでなく、受け入れた園にとっても自園の保育を見つめ直す学びの機会になっています。
こうした対話を通して、学びの輪が園を越えて循環し、アルファコーポレーションの保育の質を高め合う文化が広がっています。

学び合う風土が、保育の質を育てる

系列園研修の魅力は、他園での学びが自園にも広がっていくこと。また、参加者が経験を共有し、それをもとに明日から自分の保育に取り入れていきます。また、研修先の園とのディスカッションを通して相互の園の保育の質向上につなげています。

互いに実践的に学び合い、柔軟に取り入れ、保育者としてよりよい保育を目指していく、そのような文化がアルファコーポレーションにはあります。
引き続き社員一丸となって引き続きよりよい保育サービスを目指していきます。
   

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