お子さまの気づきから生まれた製作活動

今回ご紹介するのは、お子さまの何気ない一言から生まれた製作活動。
とあるお子さまの気づきから「こうもり製作」に至るまでの、お子さまと保育士のやり取りや日常をお届けします。

ぜひ、一人ひとりの気づきや想いを尊重するアルファコーポレーションならでは保育内容を感じていただけたら幸いです。

きっかけは、お子さまの小さな"気づき"

ある日、一人の4歳児のお子さまが「昨日の帰りにこうもりを見つけたんだ!」とお話してくれました。
もともと生き物が大好きだったそのお子さまは「こんなふうに飛んでたんだよ!」と、こうもりの動きや様子に大興奮!

お子さまの気づきを大切にしたいという想いから、「こうもりはどんな形だったかな?」、「どんな風に飛んでたかな?」と図鑑や絵本をお子さまと一緒に見ながら気づきを深めていきました。

その上で、お子さまの発見や嬉しそうに話す想いにもっと寄り添いたいという気持ちから、製作活動にも活かせないかと考えました。
製作を通してお子さま自身が気づきを言葉にしてみんなに伝えることの大切さや、出来上がった作品を動かして表現する楽しさを感じてもらいたいと考え『こうもり製作』へと至りました。

想いを尊重して予定を変更!

実はもともと他の保育活動を予定していたのですが、「お子さまの気づきや感動を忘れぬうちにカタチにしたい」という想いから、センター長に相談して一部の予定を変更!
お子さま一人ひとりの想いを尊重するアルファコーポレーションだからこそ、センター長も他のスタッフも『こうもり製作』に賛同し予定を調整してくださいました。

予定が決まり、「こうもりを作って飛ばしてみよう!」と伝えると興味津々でウキウキした表情を見せてくれたお子さまたち。
そんな様子に保育士たちもますます製作への熱意が高まりました。

作って遊べる「こうもり製作」

【ねらい】
*気づいたことや感じたことを、言葉や製作物・動きで表現しようとする
*光と影と色の織りなす幻想的な雰囲気を楽しみ、製作を通して光を使った表現方法を知る

【材料】
画用紙・カラーセロハン・ストロー・セロテープ・はさみ

【作り方】
1.絵本を参考にお子さまと一緒に画用紙でこうもりの型を抜く
2.型に色々な形の穴をあける
3.こうもりの型にお子さまが好きな色のカラーセロハンを貼り付け、持ち手のストローをつける

【あそび方】
部屋を暗くしてこうもりを懐中電灯で照らすと…
こうもりの影やカラフルなカラーセロハンが壁に映し出されて幻想的な雰囲気に!
そうした色や光にお子さまたちも目を輝かせていました。
また、改めてこうもりの動きを考えながら、製作したこうもりを動かして遊びました。

活動を通して

お子さまの何気ない気づきや興味から生まれた今回の『こうもり製作』。
製作を通して「どんな風に飛んでいたかな?」とこうもりの動きをお子さまたちと一緒になって考えることで、より一層気づきを深めることができました。
また、カラーセロハンや画用紙の素材の違いを感じたりセロハンの色が混ざるとどうなるかを考えたりと、お子さまたちにとっても多くの気づきがありました。

さらに、降園時には製作活動の内容について多くの保護者様がとても喜んでくださり、持ち帰った後には「自宅でも遊んでいます!」という嬉しいご報告も。
今回作成したこうもりはお子さまもとてもお気に入りのようです。

お子さま一人ひとりに丁寧に寄り添いながら想いを大切にした保育が、お子さまや保護者様、そして保育士の私たちにとっても大きな喜びに繋がっていることを改めて実感したこうもり製作となりました。
今回の活動を励みに、これからもお子さまたちの想いを尊重した丁寧な保育を続けて参ります!
   

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